- 2023/07/07 掲載
午前の日経平均は4日続落、米金融引き締め観測で エーザイ下落
日経平均は寄り付きで4日続落となった後も下げ幅を拡大させ、一時前営業日比445円12銭安の3万2327円90銭で安値を付けた。時間外取引での米株先物3指数の軟調な値動きに加え、アジア株安も投資家心理の重しだった。その後は下げ止まり、150円ほど安い水準での小動きとなった。
市場では「全体的には軟調にみえるが、業種別の循環物色が継続しており好業績銘柄はしっかり。下値では押し目買いもしっかり入っており、悲観的にはなっていない」(国内証券のアナリスト)との声も聞かれた。
TOPIXは0.39%安の2268.10ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆8786億6000万円だった。東証33業種では、鉱業、機械、電気・ガス業などの22業種が値下がり。海運業、空運業、陸運業などの11業種が値上がりした。
個別では、エーザイ6.39%安でプライム市場の値下がり率第2位。同社と米バイオジェンが開発したレカネマブのFDA正式承認を巡り、好材料出尽くしや注意事項を懸念した売りが出た。
6日にストップ安比例配分(5000円安、22.78%安)となったソシオネクストは荒い値動きで、0.24%高の1万6990円となった。
そのほか、ソフトバンクグループが1%超安、ダイキン工業、アドバンテストが下落。半面、東京エレクトロン、ファーストリテイリングは上昇した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが696銘柄(37%)、値下がりは1048銘柄(57%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。
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