ユーロ圏投資家心理、7月は予想以上に悪化　独が「劇的に悪い」

[ベルリン １０日 ロイター] - 調査会社センティックスが１０日発表した７月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス２２．５と前月のマイナス１７．０から低下し、欧州エネルギー危機時の昨年１１月以来の低水準となった。

ロイターがまとめたアナリスト予想はマイナス１８．０だった。

センティックスのマネジングディレクター、マンフレッド・ヒューブナー氏は「先行き期待に関しても、ポジティブな材料は何もない。改善がどこからやってくるのか疑問だ」と述べた。

特にドイツが「劇的に悪い」と指摘。総合指数は７．３ポイント低下してマイナス２８．４となり、現況指数も期待指数も大きく低下した。

調査は７月５─７日に投資家１２２６人を対象に行われた。