仏中銀、第2四半期の成長率予想を据え置き　前期比小幅プラス

［パリ １０日　ロイター］ - フランス中央銀行は１０日、工業・サービス部門とも活動が上向いているとして、第２・四半期の経済成長率見通しを前回予想（６月１８日）の前期比プラス０．１％で据え置いた。

中銀が８５００社を対象に実施した月次調査によると、６月は工業部門の活動が若干加速。サービス部門もホテル・飲食を中心に予想以上の改善が見られた。建設部門も改善した。

インフレ圧力は部門を問わず引き続き緩和しており、工業部門で６月に値上げしたと回答した企業は８％と２０２１年初め以来の低水準にとどまった。

サービス部門で値上げを報告した企業は１３％（５月は１２％）、建設部門では１２％（同１５％）だった。