マイクロソフトのゲーム大手買収、米地裁が仮差し押さえ請求棄却

[ワシントン １１日 ロイター] - 米サンフランシスコ連邦地裁裁判所は１１日、米マイクロソフトによるビデオゲームメーカー、アクティビジョン・ブリザード買収を巡り、連邦取引委員会（ＦＴＣ）が求めていた仮差し止め請求を退けた。

買収に不服申し立てを行っていた英当局も１１日、マイクロソフトによる反トラスト法上を巡る懸念解消に向けた提案を検討する用意があると発表。買収実現に近づいたことになる。

米株式市場で、アクティビジョンの株価は１１％超急伸。マイクロソフトは小安く推移した。

マイクロソフトは昨年、人気ゲーム「コール・オブ・デューティ」で知られるアクティビジョンを６８７億ドルで買収する計画を発表。ＦＴＣのほか、英国の独占禁止法当局である競争・市場庁（ＣＭＡ）は競争を阻害するとして差し止めを求めて提訴した。

サンフランシスコ連邦地裁によると、ＦＴＣは１４日までに控訴できるという。