- 2023/07/19 掲載
持続的・安定的な物価2%達成には「まだ距離」=植田日銀総裁
植田総裁は「基本的に、持続的・安定的な2%のインフレ達成というところにまだ距離がある、との認識がまだまだある」と言及した。「その認識のもとでは、金融仲介機能や市場機能に配慮しつつ、イールドカーブ・コントロール(YCC)のもとで、粘り強く、金融緩和を続けていくということをしてきた」とも語った。
そのうえで総裁は「そういう姿勢、もちろん最初の前提のところは、毎回の決定会合でチェックする」と指摘。「見通しが変わる、こういうのも改めてきちんとチェックするわけだが、前提が変わらない限り、全体のストーリーが不変であることは申し上げられる」と述べた。
鈴木俊一財務相は、世界経済は下方リスクが大きいとの認識をG20で共有したと明かした。植田総裁も、世界経済が分断するようなら「何らかのマイナスの影響は避けられない」と同調した。
鈴木財務相は、これまでの為替に関する国際合意について今回のG20会合で再確認したことも明らかにした。
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