- 2023/07/20 掲載
中国人民銀、最優遇貸出金利を据え置き 予想通り
1年物LPRは3.55%に、5年物LPRは4.20%に、それぞれ据え置いた。
ロイター調査では26人の市場関係者全員が据え置きを予想していた。
人民銀は今週、1年物中期貸出制度(MLF)の金利を据え置いていた。MLF金利はLPRの指針として機能している。
中国の新規・既存融資は主に1年物LPRに基づいており、5年物LPRは住宅ローン金利に影響する。人民銀は6月に両LPRを引き下げていた。
第2・四半期の国内総生産(GDP)は弱い伸びにとどまり、投資家の間では追加の景気支援策への期待が高まった。だが、一段の利下げは米国との金利差拡大につながり、人民元をさらに下押しする恐れがあることから、刺激策の規模や対象は限定的になるとの見方も多い。
人民銀当局者は先週、国内経済が直面する課題に対処するため、銀行の預金準備率やMLFといった政策手段を活用する方針を示した。
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