- 2023/07/20 掲載
グッチCEOが9月に退任、親会社ケリング幹部が暫定で引き継ぎへ
また別ブランドのサンローランを率いているフランチェスカ・ベレッティニーニ氏がケリングのブランド開発担当副CEOに、ケリングのジャン・マルク・デュプレ最高財務責任者(CFO)が業務運営・財務担当の副CEOにそれぞれ指名された。
近年ライバルのLVMHやエルメスなどに対して劣勢に立たされているグッチのテコ入れを図る人事とみられる。
グッチは2015年から19年までは世界屈指の成長スピードを誇るブランドの一つで、ビッザーリ氏とデザイナーのアレッサンドロ・ミケーレ氏のコンビが主導する形で中国の若者層から大きな人気を集める製品を提供してきた。
しかしその後、広報宣伝費を積極投入したLVMHに市場シェアを奪われるなどして成長が頭打ちとなっている。
昨年11月にはミケーレ氏がグッチを去り、ビッザーリ氏の去就が注目されていた。
アナリストは今回の人事を好意的に受け止めているが、早期のグッチ立て直しにつながるとは見ていない。
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