• トップページ
  • みずほ、新興企業向け「デットファンド」設立へ 100億円規模=執行役

  • 2023/07/20 掲載

みずほ、新興企業向け「デットファンド」設立へ 100億円規模=執行役

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 20日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループは、日本の3メガバンクで初めて新株予約権付社債を活用してスタートアップ企業に資金供給する「デットファンド」を立ち上げる。希薄化の度合いが低く、市場動向の影響も受けにくい資金調達手段を用意し、ベンチャー企業の成長を支援する。

リテール事業法人カンパニー長の磯貝和俊執行役がロイターとのインタビューで明らかにした。規模は100億円で、早ければ7月中に設立する。

磯貝氏は「資金需要が旺盛なベンチャー企業にエクイティ(株式)で対応すると希薄化を生む。ここが資金調達の一番の悩みだ」と述べ、デットファンド設立の背景を説明した。株式による資金調達のように市場環境に大きく左右されることもない。

同デットファンドが対象とするのは、成長ステージが拡大期のミドルから上場準備に入ったレイターのスタートアップ企業。投資先の業種は限定していないものの、バイオや宇宙、新エネルギー、AI(人工知能)など研究開発費が先行し、事業の黒字化に時間を要する最先端技術(ディープテック)を扱う企業を想定している。

磯貝執行役は「こうした企業を支援することが日本の国力につながっていく。銀行の通常ローンだとやり難いが、このファンドを使うことで、リスクを取りやすい仕組みになっている」と語った。

みずほは昨年4月、イノベーション企業審査室を設置。通常の融資とは視点が異なるベンチャー向け融資審査の知見が蓄積されてきたという。磯貝執行役は「デットファンドは今回の100億円で終わりということはない。需要を見ながらやっていく」と述べた。

銀行によるスタートアップ企業への資金供給は、三菱UFJフィナンシャル・グループが5月、イスラエル企業と合弁会社の下に融資ファンドを立ち上げると発表した。日本企業向けファンドは最大200億円で、2023年度中の事業開始を予定している。

*インタビューは12日に実施しました。

(清水律子 山崎牧子 編集:久保信博)

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます