- 2023/07/21 掲載
米新規失業保険申請、22.8万件に予想外に減少 2カ月ぶり低水準
ロイターがまとめたエコノミスト予想は24万2000件への増加。予想外に減少したことで、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応に需要の鎮静化を図る中でも、労働市場が力強さを維持していることが示された。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(ニューヨーク州)のチーフ米国エコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は「FRBの合計5%ポイントの利上げにもかかわらず、企業は大幅な人員削減に着手しておらず、労働市場が力強さを維持していることが示された」と述べた。
調整前の申請件数は326件減の25万7976件。カリフォルニア州で5059件、ジョージア州で4616件増加した。サウスカロライナ州とオレゴン州でも増加。一方、ミシガン州、ケンタッキー州、インディアナ州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、アイオワ州、イリノイ州では減少した。
今回の集計は7月の雇用統計の非農業部門雇用者数を調査する期間に含まれている。
8日までの1週間の継続受給件数は3万3000件増の175万4000件だった。増加したものの引き続き低水準にあることで、解雇された労働者がすぐに新しい職に就くことができていることが示された。
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