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  • 2023/07/21 掲載

南ア中銀、利上げ停止 総裁「引き締め終了意味せず」

ロイター

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[プレトリア 20日 ロイター] - 南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)は20日の会合で、主要政策金利のレポ金利を8.25%に据え置くと決定した。据え置きは2021年11月以来初めて。ハニャホ中銀総裁は利上げ停止は引き締めサイクルの終了を意味しないと強調した。

中銀はインフレ見通しが低下し、経済状況が改善する中、金利据え置きを決定。ただ決定は全会一致ではなく、金融政策委員会(MPC)の5人の委員のうち3人が据え置きを主張したのに対し、2人が0.25%ポイントの利上げを主張した。

ナイドゥ副総裁によると、今回の会合で利下げは討議されなかった。

ハニャホ中銀総裁は決定会合後の記者会見で「金利はまだピークを付けておらず、利上げサイクルは終了していない」とし、今後の政策決定は引き続きデータとインフレ見通しに対するリスクに依存すると述べた。

南アフリカ統計局が19日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の伸び率が5.4%と予想以上に縮小。中銀はインフレ目標を3─6%としているが、22年4月以来初めてこの範囲内に収まった。

中銀はインフレ率は今年は平均6.0%で推移すると予測。5月時点の予測は6.2%だった。今年の経済成長率は0.4%と予想。従来の0.3%からやや上方修正した。

中銀は声明で「南アフリカの経済状況は改善している」と表明。ただ、停電や物流のボトルネックが続くほか、食料に対する価格圧力がインフレリスクになる中、長期見通しはなお不透明との見方も示した。

キャピタル・エコノミクスの副チーフ新興市場エコノミスト、ジェイソン・タベイ氏は「今回の決定が全会一致でなかったことで、インフレ懸念が残っていることが示唆された」とし、「金融政策委員会の過半数が利下げに賛成するまでには時間がかかる」と予想。利下げは来年初めまで実施されないとの見方を示した。

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