- 2023/07/21 掲載
米中古住宅販売、6月は3.3%減 5カ月ぶり低水準
前年同月比では18.9%減った。中古住宅は米住宅市場の大きな部分を占めている。
中古住宅価格の中央値は前年同月比0.9%下落の41万200ドルで、集計開始後で昨年6月に続いて2番目の高水準となった。前月比は3.5%上昇した。
販売戸数は西部と南部が前月より減少した。中西部は横ばいで、北東部は増加。
建設許可件数や建設業者の景況感などさまざまな指標から住宅市場が底を打ったことが示唆されているものの、売り出し物件の慢性的な不足によって回復が抑えられる可能性がある。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、期間30年の住宅ローン固定金利の平均は7%弱に達している中で、多くの住宅所有者がより長期にわたって保有する傾向にあることが供給不足の一因となっている。
住宅建設は増えているものの資材不足が足かせとなり、金利上昇と土地不足も制約となっている。
6月に市場に出ていた中古住宅は108万戸と、前年同月より13.6%減った。
6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.1カ月で、前年同月の2.9カ月から長期化した。
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