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  • トルコ中銀、2.50%利上げ 上げ幅予想下回る 一段の引き締め確約

  • 2023/07/21 掲載

トルコ中銀、2.50%利上げ 上げ幅予想下回る 一段の引き締め確約

ロイター

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[イスタンブール 20日 ロイター] - トルコ中央銀行は20日、政策金利の1週間物レポレートを17.5%に250ベーシスポイント(bp)引き上げた。中銀はエルカン新総裁の下でエルドアン大統領が進めてきた低金利政策からの転換を継続。一段の引き締めを確約すると同時に、追加措置で支援する姿勢を示した。ただ今回の利上げ幅は予想を下回った。

中銀は エルカン総裁の下での初めての政策決定会合だった6月の会合で650bpの利上げを決定。政策金利はインフレ高進にもかかわらず2021年以降19%から8.5%に引き下げられており、6月の利上げは21年以来初めての金融引き締めだった。

トルコ統計局が5日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年比38.21%上昇。伸びは前月の39.59%から鈍化した。ただ、エコノミストはリラの継続的な下落や増税などを踏まえ、年末には60%まで上昇するとの見方を示している。

ロイターが実施した調査では、今回の会合で金利は20%に引き上げられると予想されていた。

中銀は決定会合後、増税などによりインフレに一段の上昇圧力かかるとの予想を示し、金融引き締めを継続すると表明した。

スイスクオートバンクのシニアアナリスト、イペック・オズカルデスカヤ氏は、今回の利上げ幅が前回に続き予想を下回ったことで、新総裁の下で中銀が独立性を確保する能力に疑問がでてきたと指摘。「正常化の過程が緩やかすぎれば投資家信頼感が脅かされ、リラ相場のほか、トルコ資産に対する圧力が一段と高まる」と述べた。

エコノミストは、政策金利は年末までに25%に引き上げられると予想。ただインフレ率をなお下回り、実質金利はマイナス圏から脱却できないとし、エルドアン大統領が影響力を持っていることで、中銀がどこまで政策を引き締められるかが制限されていると警告している。

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