- 2023/07/21 掲載
日本参加のロシアLNG事業、生産ライン発送をプーチン氏承認
同州には重力着底型構造物(GBS)と呼ばれる生産プラットフォーム上の天然ガス液化設備を量産する施設があり、この設備をアークティック2で採用する。
アークティック2は、国営ガス会社ガスプロムが主導する極東の「サハリン2」、エネルギー大手ノバテクが主導する北極圏の「ヤマルLNG」に続く3つ目の大規模LNGプロジェクトとなり、2035年までに世界LNG市場の20%シェアを獲得するという同国の目標達成に寄与するとみられる。
プーチン氏はテレビ演説でアークティックLNG2がスケジュール通り実施されると考える根拠があると述べた。
同事業の権益はノバテクが60%を持ち、仏トタルエナジーズ、中国石油天然気集団(CNPC)、中国海洋石油(CNOOC)、日本のエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産の連合がそれぞれ10%を保有する。
総投資額は213億ドルと推定されており、3本の生産ラインはそれぞれ年間660万トンの生産能力を持つ見込み。
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