- 2023/07/21 掲載
人民元建て債券、海外勢の保有が6月も増加
中国人民銀行(中央銀行)によると、中国銀行間市場で取引される人民元建て債券の外国人保有額は6月末時点で3兆2800億元(4575億3000万ドル)で、前月の3兆1900億元から増加した。
海外投資家は今年上期に人民元建て債券を差し引き790億ドル購入しており、2022年の売り越しから買い越しに転じた。
国家外為管理局(SAFE)報道官は記者団に、海外勢の人民元建て資産購入は今後も続く見通しで、中国債券市場で海外からの投資が安定的かつ持続的に拡大する余地があると述べた。
米金融政策は引き締め局面終了に近づいており、米中の金利差が拡大しなくなればリターンを求めて人民元建て債券へ一段と資金がシフトする可能性がある。
米10年債に対する中国国債の利回り格差は7月上旬に135ベーシスポイントと8カ月ぶり高水準を付けてピークに達した。
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