- 2023/07/21 掲載
日経平均は続落、半導体関連が大幅安 TOPIXは反発
松井証券の窪田朋一郎投資メディア部長はきょうの相場について「半導体関連銘柄の弱さに尽きる」と述べた。米半導体関連株の軟調な動きに加え、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)、国内のディスコの決算内容も嫌気されているという。「決算内容はある程度想定内ではあったものの、あわよくば回復を期待する動きもあった。それが崩れてしまったようだ」という。
日経平均は続落でスタートした後、一時400円超安に下げ幅を拡大した。その後は押し目買いが入りプラス圏に接近する場面がみられたが、再び利益確定売りに押された。後場は見送りムードが強く、膠着状態が継続した。
個別では、東京エレクトロン、アドバンテストのほか、信越化学工業、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループなどの指数寄与度の高い銘柄が軒並み下落した。前日に好決算を発表したニデックは10%、テルモ、第一三共はしっかりだった。
TOPIXは0.06%高の2262.2ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.06%高の1164.16ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は3兆1288億0300万円だった。東証33業種では、鉱業、電気・ガス、パルプ・紙、医薬品などの20業種が値上がり。半面、海運、金属製品、ゴム製品などは売られた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが755銘柄(41%)、値下がりは988銘柄(53%)、変わらずは92銘柄(5%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 32304.25 -186.27 32336.86 32,080.95─32,462.44
TOPIX 2262.20 +1.30 2257.60 2,248.54─2,269.50
プライム指数 1164.16 +0.67 1162.52 1,157.22─1,167.80
スタンダード指数 1107.53 -4.05 1108.87 1,104.98─1,109.82
グロース指数 978.76 -13.77 984.75 975.61─984.75
東証出来高(万株) 119119 東証売買代金(億円) 31288.03
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