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  • NY市場サマリー(24日)ドル堅調、利回り上昇 ダウ11連騰

  • 2023/07/25 掲載

NY市場サマリー(24日)ドル堅調、利回り上昇 ダウ11連騰

ロイター

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[24日 ロイター] -

<為替> ドルが対ユーロで力強さを維持した。このところの経済指標で米経済が堅調な一方、ユーロ圏経済の減速が示される中、週内に実施される主要中央銀行の一連の政策決定会合が注目されている。

米S&Pグローバルが朝方発表した7月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52と、6月の53.2から低下。ただ、6カ月連続景気拡大と縮小の節目である50を上回ったほか、欧州の類似の経済指標と比べると良好な水準にある。

先物市場で米政策金利は11月に5.43%に上昇し、2024年6月まで5%を超える水準にとどまるとの見方が織り込まれている。

主要通貨に対するドル指数は0.247%高の101.330。

ユーロは対ドルで0.49%安の1.1069ドル。英ポンドは対ドルで0.25%安の1.2823ドル。

円は対ドルで 0.24%高の141.47円。

今週は米連邦準備理事会(FRB)が25─26日、欧州中央銀行(ECB)が27日、日銀が27―28日に政策決定会合を開く。

市場ではFRBとECBが共に0.25%ポイントの利上げを決定すると予想されており、共に9月の次回会合前後にどのようなシグナルを出すかが焦点になっている。

市場関係者は、週内に決定会合を開く3中銀の中で市場にサプライズをもたらす可能性があるのは日銀と指摘。日銀はイールドカーブ・コントロール(YCC)政策に微調整を加える可能性があるとの見方も出ている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.72%安の2万9069.21ドル。イーサリアムは2.45%安の1848.12ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが上昇した。午前の市場では利回りは低下していたが、投資家はFRBが年内あと2回の利上げを実施するリスクを織り込んだ。

FRBは26日まで開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、目標レンジを5.25─5.50%に設定するとの見方が強い。フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、今週の利上げが今年最後となり、FRBは2024年5月まで利上げを見送り、次の動きは利下げになると予想されている。

午後の取引で、2年債利回りは6bp上昇の4.908%、指標10年債利回りは3.2bp上昇の3.870%となった。

30年債利回りは2.1bp上昇し3.927%となった。

2年債と10年債の利回り格差は一時マイナス105.60bpと、過去3週間で最も拡大した。終盤はマイナス104.10bpだった。

物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物 が2.4036%まで上昇し、3月以来の高水準となった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> ダウ工業株30種が11営業日続伸し、2017年2月以来最長の連騰記録となった。週内の米FOMCや企業決算を控え、資金がハイテクセクターから他のセクターにシフトした。

今週はマイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズの決算に注目が集まる。

S&P総合500種の主要11セクターのうち9セクターが上昇し、エネルギーが上げを主導した。

石油大手シェブロンは23日発表した第2・四半期決算速報値を好感して約2%上昇し、ダウを押し上げた。

玩具大手マテルは1.8%高。週末の北米映画興行収入ランキングでバービー人形の世界を映画化した「バービー」が今年最高のオープニング記録となった。

中国のアリババと京東集団(JDドットコム)はそれぞれ4.5%高と3.5%高。中国共産党中央政治局がマクロ経済政策の調整を強化し内需拡大に注力する方針を示した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米FOMCを控えて様子見ムードが広がる中、対ユーロでのドル高を背景に売られ、3営業日続落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前週末比4.40ドル(0.22%)安の1オンス=1962.20ドル。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 需給引き締まり観測や中国の景気刺激策導入への期待などを背景に買いが膨らみ、続伸した。米国産標準油種WTIの9月物の清算値(終値に相当)は、前週末比1.67ドル(2.17%)高の1バレル=78.74ドルと、中心限月の清算値ベースでは4月下旬以来約3カ月ぶりの高値となった。10月物は1.62ドル高の78.40ドル。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の有力産油国で構成する「OPECプラス」が減産方針を継続する見通しの一方で、米国ではガソリンやジェット燃料の需要期を迎え、需給引き締まり観測が台頭。中国が近く、一段の景気刺激策を打ち出すとの期待なども相場の支援要因。相場が今年7─9月期にかけて上昇基調に拍車がかかるとの観測も浮上し、相場は朝方から一本調子で上伸し、80ドル台を試す展開となった。

ウクライナ情勢の悪化に加え、24日の米原子力潜水艦の韓国寄港に反発した北朝鮮による弾道ミサイル発射など地政学リスクの高まりも原油買いを促す一因となった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 141.44/141.47

始値 141.15

高値 141.55

安値 140.76

ユーロ/ドル NY終値 1.1062/1.1066

始値 1.1091

高値 1.1108

安値 1.1061

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 94*22.50 3.9279%

前営業日終値 95*02.00 3.9070%

10年債(指標銘柄) 17時05分 95*29.50 3.8784%

前営業日終値 96*07.50 3.8390%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*09.75 4.1568%

前営業日終値 99*18.75 4.0930%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*14.38 4.9255%

前営業日終値 99*18.88 4.8480%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 35411.24 +183.55 +0.52

前営業日終値 35227.69

ナスダック総合 14058.87 +26.06 +0.19

前営業日終値 14032.81

S&P総合500種 4554.64 +18.30 +0.40

前営業日終値 4536.34

COMEX金 8月限 1962.2 ‐4.4

前営業日終値 1966.6

COMEX銀 9月限 2458.1 ‐27.4

前営業日終値 2485.5

北海ブレント 9月限 82.74 +1.67

前営業日終値 81.07

米WTI先物 9月限 78.74 +1.67

前営業日終値 77.07

CRB商品指数 280.1339 +3.6533

前営業日終値 276.4806

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