- 2023/07/25 掲載
独バイエルがまた通期利益見通し引き下げ、除草剤の需要低調で
通期見通しの下方修正はこれで2回目。バイエルは既に5月、インフレや昨年の反動でグリホサート除草剤が値下がりしていることが業績に悪影響を及ぼすと警告していた。
バイエルの昨年の除草剤売上高は、米国のハリケーン「アイダ」襲来によるライバル企業の生産減少などに伴う価格高騰のため44%も増加。しかしこれらの企業が市場に復帰した今年、価格は急落している。
通期のフリーキャッシュフロー見通しも、30億ユーロからゼロに切り下がった。
バイエルは「想定される市場動向、特にグリホサート事業の状況を踏まえると、のれん償却費用として約25億ユーロも見込まれる」と述べた。
これにより第2・四半期は20億ユーロの純損失を計上するとみられている。
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