- 2023/07/25 掲載
物価の基調指標、6月は高止まり 最頻値+2.9%で5月と同じ=日銀
ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布の真ん中に当たる「加重中央値」はプラス1.4%で、こちらも前月と同じ。上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」はプラス3.0%で前月のプラス3.1%を下回った。
上昇品目の比率は85.1%で、前月の84.9%を上回った。下落品目の比率は9.2%でこちらも前月の8.8%を上回った。
一連の指標は日銀が総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。日銀は物価の基調を正確に把握するため、生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)だけでなくさまざまなコア指標を総合的にみている。6月のコアCPIは前年同月比プラス3.3%で5月から伸び率が拡大する一方、生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数はプラス4.2%で前月から伸びが鈍化した。
(和田崇彦編集:宮崎亜巳、田中志保)
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