- 2023/07/26 掲載
日本の成長率、23年は1.4%と予想 来年は1.0%に減速=IMF
[東京 25日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は25日、世界経済見通しを発表し、2023年の日本の成長率が1.4%と昨年の1.0%を上回るとの見通しを示した。
日本は超緩和的な金融政策を維持し、生活費上昇の影響を和らげるために大規模な財政支出を行っており、IMFは「緩和的な政策」が成長を下支えしていると指摘した。
IMFによると、23年の成長率は1.5%前後と予想される先進国の平均とほぼ一致する。
24年については過去の景気刺激策の効果がなくなるため1.0%へ鈍化すると予想した。
IMFのチーフエコノミスト、ピエール・オリヴィエ・グランシャ氏は記者会見で「金融政策が足元、緩和的であり続けることは可能だが、利上げを開始する必要性に向け用意を整えるべきというのが日本当局に対するわれわれのアドバイスだ」と語った。
さらに、IMFは日本当局に対し「幾分柔軟になり、現在のイールドカーブ・コントロール(YCC)を撤廃する可能性」を巡り促したと明らかにした。
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