- 2023/07/26 掲載
中国CATL、第2四半期純利益63%増 競争激化で伸び鈍化
開示データに基づくロイターの算出によると、純利益は108億9500万元(15億3000万ドル)と前年同期から63.22%増加。第1・四半期の558%増から減速した。
米EV大手テスラを最大顧客に持つCATLは、電池を自社生産する中国のEV大手、比亜迪(BYD)にシェアを奪われてきた。中国の重慶長安汽車などの自動車メーカーが、コスト削減のために小規模電池メーカーからの調達を増やしたこともCATLの業績に響いた。
CATLの工場稼働率は今年上半期に60.5%と、前年同期の81.25%から低下した。
同社は海外事業の拡大を目指しているが、米国でフォード・モーターとの提携が議会委員会の調査対象になるなど、逆風に直面している。
ただ、韓国調査会社SNEリサーチによると、今年1─5月の世界のEV向け電池市場でCATLのシェアは36.3%と、前年同期の34.6%から拡大した。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR