- 2023/07/26 掲載
米GE、今年の利益予想を上方修正 航空部門の需要が堅調
リフィニティブによると、23年1株利益のアナリスト予想は2.06ドル。
第2・四半期の調整後1株利益は0.68ドルで、アナリスト予想の0.46ドルを上回った。
ラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、金利上昇にもかかわらず需要が軟化する兆候は見られないと述べた。
航空業界ではパンデミックからの回復が予想以上に早く、エンジンメーカーの業績を押し上げている。航空機不足により、航空会社は古いジェット機を長く使用せざるを得ず、アフターマーケットサービス需要も堅調だ。
ジェット機エンジンを製造するGEの航空宇宙部門は、受注、売上高、営業利益が前年比2桁増となった。サービス収入は前年比31%増。昨年の同部門売り上げの70%はサービスが占めていた。
仏サフランとの合弁会社で生産しているLEAPエンジンの納入も拡大した。カルプ氏によると、航空宇宙部門は8月に部品の値上げを実施する。
航空宇宙部門の通年営業利益は56億─59億ドルとなる見込み。従来予想は53億─57億ドルだった。
再生可能エネルギー部門については、売り上げが従来予想を上回り、23年の営業利益が「大幅に」改善する見込みという。
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