米ＧＭ、一部の北米ＥＶ工場で電池パック組み立てへ

［２５日　ロイター］ - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は２５日、商用電気自動車（ＥＶ）部門ブライトドロップのカナダにある工場近くで、ＥＶ用電池パックの組み立てを来年第２・四半期に開始すると発表した。

またカナダ・オンタリオ州インガーソルにあるこの商用バン工場だけでなく、他の北米工場にも電池パックの組み立てラインを追加するという。

インガーソル工場はカナダのＣＡＭＩ組み立て工場向けに電池パックを生産する。

現在ＧＭは「アルティウム」電池セルを米オハイオ州ローズタウンにある合弁工場で生産している。２０２４─２５年に追加の工場を開設する予定。

今年はローズタウン電池工場で問題が続き、ＧＭの電動ピックアップトラック「ハマーＥＶ」、電動ＳＵＶ(スポーツタイプ多目的車)「キャデラック・リリック」と商用バン「ブライトドロップ」の生産に支障が出ている。

メアリー・バーラ最高経営責任者（ＣＥＯ）は同日アナリストらに対し、自動化装置のサプライヤーが納期の問題に直面しているためローズタウンでのバッテリー生産が妨げられていると説明。問題は年内に解決するとの見通しを示した。