- 2023/07/26 掲載
仏LVMH、中国急回復で第2四半期増収 先行きには不透明感
ビジブル・アルファによると、アナリスト予想は16%増だった。
LVMHはファッションブランドの「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」、コニャックの「ヘネシー」、米宝飾品「ティファニー」など75のブランドを抱える。
皮革製品部門は21%の増収で、予想の20%増をわずかに上回った。
ジャンジャック・ギオニ最高財務責任者(CFO)はアジアの売り上げの大部分を占める中国の回復に「非常に満足している」と語った。日本を除くアジア地域は、厳しい新型コロナウイルス規制が中国事業に打撃を与えた昨年と比較して34%伸びた。
ただ、同CFOは今年後半の見通しについては言及を避けた。悲観はしていないものの、「世界的なムードは2021年や22年に見られたような『リベンジ買い』ではない」と述べた。
米国については以前ほど良くないとの認識を示した。米国事業の売り上げは1%減少し、コニャック販売の不振がワイン・スピリッツ部門の足を引っ張った。
米国におけるエントリーレベル製品の需要減は中国では見られなかったという。消費者の平均年齢が28歳と世界のその他地域よりも若い中国では、若者の失業率が高いことが業界の懸念材料になっている。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR