マイナ誤交付「品質管理が不十分」＝富士通、再点検・再発防止へ

富士通の磯部武司取締役は２７日、マイナンバーカードを使った証明書の誤交付が相次いだ原因について、「品質管理マネジメントが不十分だった」との見方を示し、謝罪した。不具合を修正するプログラムの適用漏れなど人的ミスを確認、是正する機能がグループ全体で不十分だったとして、システムを利用する自治体での再点検と再発防止に取り組む。

オンライン形式で開いた決算説明会で述べた。磯部氏は「一連のトラブルにより、当社の置かれた立場は非常に厳しく、大変重く受け止めている」と語った。業績への影響については「精査が必要」と、言及を避けた。

【時事通信社】