- 2023/08/02 掲載
米マリオットが通期利益見通し引き上げ、第2四半期業績は予想超え
ホテル業界にとっては、新型コロナウイルス関連の規制解除に伴って海外旅行が再び盛り上がっていることが追い風になっている。ドル高が米消費者の海外旅行意欲を後押ししている面もある。
キャスリーン・オバーグ最高財務責任者(CFO)は「マクロ経済にはある程度の不確実性が残っているが、第3・四半期に入って消費は総じて底堅く、当初の見通しもしっかりしている」と述べた。
マリオットの第2・四半期売上高は60億8000万ドル、1株利益は2.38ドル。それぞれアナリスト予想平均の59億9000万ドルと2.18ドルを上回った。
第2・四半期の利用可能1室当たり平均売上高(RevPAR)は全世界で約13.5%増。国際市場の売上高は中国主導で39%増、米国・カナダは6%増だった。
アンソニー・カプアノ最高経営責任者(CEO)は、広域中華圏の国際線の輸送能力がまだ2019年の4割程度にとどまっている点を挙げて、この地域の旅行需要は相当拡大する余地があるとの見方を示した。
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