- 2023/08/02 掲載
午前の日経平均は大幅反落、米ハイテク株安や利益確定の売りで
日経平均は353円安と軟調にスタートし、その後も下げ幅を拡大した。中盤に一時下げ渋ったが、前引けにかけて再び下げ歩調となり一時前営業日比約651円安の3万2825円34銭まで下落した。指数寄与度の大きい銘柄が下げを主導した。
立花証券の鎌田重俊企業調査部部長は「日銀の金融政策変更に備えてショート(売り)ポジションをとっていた動きがすんなり解消され、昨日までに(日経平均は)大きく戻していたこともあり、下げやすい環境ではあった」と指摘。そうした中で、前日の米国市場でハイテク株が下落したため日本株にも下押し圧力がかかったという。
TOPIXは1.00%安の2314.03ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆2697億0700万円だった。東証33業種では、保険や証券、電気・ガスなど29業種が値下がり。値上がりは非鉄金属や輸送用機器、鉱業など4業種だった。
個別では指数寄与度の大きいファーストリテイリングが3.6%安、アドバンテストは4.2%安、東京エレクトロンが3%安と軟調で、3銘柄で指数を256円程度押し下げた。一方、前日に決算を発表したトヨタ自動車が3%高、業績見通しを上方修正した山崎製パンは11.3%高となり、いずれも年初来高値を更新した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが446銘柄(24%)、値下がりが1328銘柄(72%)、変わらずは60銘柄(3%)だった。
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