- 2023/08/03 掲載
英中銀0.25%利上げ、インフレリスク警戒し金利高止まり予想
英中銀は金利の見通しについて「インフレ率を目標の2%に下げるため、必要な期間、十分制約的になるようにする」と表明。「一段と持続的なインフレ圧力の一部リスクが顕在化し始めた可能性がある」と指摘した。
昨年、41年ぶりの高水準の11.1%まで上昇したインフレ率は、6月は7.9%まで下がったが、主要国の間では依然最も高い。
英中銀は「インフレは経済的ゆとりがない人々に最も打撃を与えるため、インフレを目標の2%まで確実に下げる必要がある」とした。
0.25%利上げは6対3で決定。マン、ハスケル両委員が0.5%利上げ、ディングラ委員は再び据え置きを主張し、今年初めて意見が3つに分かれた。
経済予測では、インフレ率について今年末までに4.9%に低下すると予想。5月時点より急速な低下を見込んだ。
ただ来年終盤以降、低下ペースが鈍るとし、目標の2%に到達するのは25年第2・四半期以降と5月時点の予想より3カ月後ずれさせた。
成長率については、今年を0.5%と5月時点の0.25%から引き上げる一方、24年は0.75%から0.5%に、25年は0.75%から0.25%に下方修正した。
直近が4.0%だった失業率は25年終盤までに4.8%に上昇すると予想。5月時点の4.4%から引き上げた。
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