- 2023/08/03 掲載
仏ソジェン、第2四半期は利益が予想上回る リテールは不振
連結純利益は9億ユーロ(9億8400万ドル)と前年同期比でほぼ半減したが、アナリストの平均予想(6億7000万ユーロ)を大きく上回った。
貸倒引当金がアナリスト予想の4億3000万ユーロに対し、1億6600万ユーロにとどまった。
ロイヤル・バンク・オブ・カナダのアナリストは、ソジェンのコスト管理の成功は「収益悪化の反映」でもあると指摘した。
ソジェンは通期の目標を据え置いた。長期的な目標については言及しなかった。
同行の株価は序盤の取引で約2%上昇した。
国内リテール部門は収入が14%減少し、グループ全体では前年同期比8.9%減の62億9000万ユーロと予想を下回った。フランスでは貸出金利に上限を設けるなど住宅ローン規制が厳しく、銀行の利ざやが圧迫されている。
投資銀行部門も振るわなかった。市場のボラティリティー低下でトレーディング収入が圧迫された。債券・為替取引の収入は18.4%減少し、株式取引も5.8%減となった。
クレディ・スイスのアナリストによると、ソジェンは「法的紛争」に関連して2億4000万ユーロの一時金を計上した。
国外のリテール部門や自動車リース部門のALDオートモーティブは好調だった。
ソジェンは今年発表した4億4000万ユーロの自社株買いを開始すると発表した。
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