- 2023/08/03 掲載
インフィニオン、売上高が予想下回る見通し マレーシア工場拡張
パソコンやスマートフォン向けの需要が低迷しているという。これを受け、同社の株価は10%急落している。
同社は第4・四半期の売上高を約40億ユーロ(43億7000万ドル)と予想。リフィニティブのIBESデータによると、市場予想は41億4000万ユーロだった。
ヨッヘン・ハネベック最高経営責任者(CEO)は「半導体市場の動向は光と影が混在する状況が続いている」とし、エレクトロモビリティーと再生可能エネルギーの分野は需要が高水準だが、パソコンやスマートフォンなど消費者向け製品の需要は低水準だと述べた。
第3・四半期(4─6月)の売上高は前年同期比13%増の40億9000万ユーロ(44億7000万ドル)。同社がまとめた市場予想の40億5000万ユーロをわずかに上回った。
同社は通年で約30億ユーロの投資を見込んでいる。
マレーシアの拠点には世界最大の200mm・SiC(炭化ケイ素)パワー半導体工場を建設する計画。顧客から約50億ユーロの確約と10億ユーロの前払いを確保しており、工場拡張に今後5年で追加で最大50億ユーロを投じる。
第3・四半期の調整後(セグメント)業績は、前四半期比10%減の10億6700万ユーロ。利益率は予想をわずかに下回る26.1%だった。
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