エアビー、7─9月売上高見通しが予想超え　都市部と海外の旅行需要回復

［３日　ロイター］ - 米民泊仲介大手エアビーアンドビーが３日発表した第３・四半期の売上高見通しは３３億―３４億ドルで、リフィニティブのデータに基づくアナリスト予想平均の３２億２０００万ドルを上回った。

ただ市場では、業界全体で米国内の旅行需要が減速しつつある状況が懸念され、エアビーの株価は時間外取引で一時４．２％下落した。

エアビーは都市部と海外の旅行需要持ち直しがプラス要素になると見込んでいる。第２・四半期のクロスボーダー旅行予約は前年同期比で１６％増加。同社が強みを持つ都市部にも旅行者が戻ってきた兆しが見え続けていると述べた。

一方、米国内の旅行は海外に需要を奪われる形で勢いがなくなっている。

エアビーの第２・四半期決算は、売上高が前年同期比１８．１％増の２４億８０００万ドル、１株利益が０．９８ドルと、それぞれアナリスト予想の２４億２０００万ドルと０．７８ドルを超えた。

総予約額は１３％増の１９１億ドルで、アナリスト予想に一致した。