- 2023/08/04 掲載
中国人民銀、預金準備率などの政策手段を柔軟に活用へ
[北京 4日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の高官は4日、預金準備率の引き下げや公開市場操作、その他あらゆる構造的金融政策手段を柔軟に活用し、銀行システムの流動性を適度に潤沢な状態にする必要があると述べた。
金融政策当局のトップの鄒瀾氏は記者会見で、銀行が既存の住宅ローンの金利を効果的に調整するよう指導し、負債コストを合理的に管理できるよう支援していくと述べた。
人民銀はカウンターシクリカル(景気変動抑制的)な状況を強化し政策措置を充実させマクロ調整を強化する方針だと述べた。
同氏は、資本の裁定取引と、流動性が銀行システム内に滞留する「資金の空回り」を防ぐため、人民銀が適切に金利水準を管理すると表明。
会見した国家発展改革委員会の幹部は、一連の予備政策をさらに集中的に検討していると述べたが、詳細は明らかにしなかった。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR