- 2023/08/04 掲載
コメルツ銀行、第2四半期は予想上回る20%増益 金利上昇が寄与
[フランクフルト 4日 ロイター] - ドイツのコメルツ銀行が4日発表した第2・四半期決算は純利益が20%増と予想を上回った。金利上昇が寄与した。一方、ポーランド部門が足を引っ張った。
第2・四半期の純利益は5億6500万ユーロ(6億1856万ドル)、前年同期は4億7000万ユーロ。同行によると、市場予想の平均は5億3800万ユーロだった。
純金利収入は前年同期比44%増加した。
同行は通期の純金利収入予想を従来の約70億ユーロから78億ユーロ(85億4000万ドル)に上方修正。純手数料収入の予想は下方修正した。
コメルツ銀行は利益向上に向け、従業員や支店の削減など抜本的な組織再編に取り組んでいる。
不良債権や関連の減損に備えた引当金は2億0800万ユーロで、1億0600万ユーロから拡大した。ただ、信用の質は引き続き高いと強調した。
銀行がポーランドでのスイスフラン建て融資をどのように扱うかに関する裁判所の判決を受けて6月に発表した引当金から3億4700万ユーロ取り崩した。コメルツ銀は「mバンク」を通じてポーランドで幅広く事業展開している。
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