中国、銀行間債券取引の店頭サービス促進する規則案を公表

［上海　４日　ロイター］ - 中国政府は４日、銀行間債券取引の店頭（ＯＴＣ）サービスを促進する規則案を公表した。個人が貯蓄しているより多くの資金を国債へ呼び込む狙いだ。

また中国人民銀行（中央銀行）は、機関投資家がＯＴＣサービスを介して債券を取引する際の制限を緩和すると発表した。

人民銀は声明で新たな規則について、（１）ＯＴＣサービスを促進する（２）国債市場の拡大を支援する（３）居住者が自分の貯蓄でより効果的に投資できるようにする（４）市場の流動性を改善する――ものだと説明した。

人民銀は、銀行間のＯＴＣサービスは民間資金を国債に呼び込む上で重要な役割を果たすが、ビジネス規模は小さいと指摘。機関投資家の参加は根付いたばかりだとした。

規則案は、免許を受けた金融機関や資産運用会社がＯＣＴサービスを介して銀行間債券市場に投資できることを明確にしている。