• 2023/10/03 掲載

米新車販売、大手3社の一斉ストで年内の見通し不透明

ロイター

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Shivansh Tiwary

[2日 ロイター] - 米国の第3・四半期の新車販売台数は、供給の改善と堅調な需要を背景に増加したもようだ。しかしゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、クライスラーの親会社ステランティスの大手3社のストライキにより、年末に向けた見通しは不透明感が濃い。

自動車通販サイト「エドマンズ」によると、第3・四半期の米新車販売台数は首位がGMの68万0009台で、2位はトヨタの58万3661台と見込まれている。

ただ全米自動車労組(UAW)が先月、GM、フォード、ステランティスの工場で過去に例のない一斉ストに入ったため、予想に変化が生じるかもしれない。

S&Pグローバル・モビリティーはノートで、「ストによる生産の混乱は第4・四半期まで販売に影響を及ぼす恐れがある」と指摘した。

UAWは当初、大手各3社で最も収益性の高い車種の一部を製造する組み立て工場1カ所をストの対象としていた。しかしその後、協議が進展しないため協調ストを拡大した。

S&Pは3工場のストによる1日当たりの生産台数の減少を4000台と予想、ストがさらに拡大すれば生産台数の落ち込みは累計で数十万台に達する可能性があると警告している。

メーカー各社はこれまでのところストによる財務面の影響を公表していない。ストを見越して在庫を積み上げていたため、9月の販売台数は打撃を免れそうだ。しかしアナリストによるとストが長期化すれば損失額は数十億ドルに膨らむ恐れがある。

そうなればテスラなど労組のないメーカーや、トヨタなど海外メーカーが、GMなどストを行っている大手3社からシェアを奪う可能性がある。

調査会社JDパワーとグローバル・データによると、9月の米新車販売台数は前年同月比17%増の394万1700台、季節調整済みの年率換算で1540万台と予想されている。

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