- 2023/10/12 掲載
機械受注8月は前月比0.5%減、判断10カ月連続で「足踏みがみられる」
Kentaro Sugiyama
[東京 12日 ロイター] - 内閣府が12日に発表した8月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比0.5%減だった。内閣府は基調判断の表現を10カ月連続で「足踏みがみられる」とした。前年比では7.7%減だった。
ロイターが事前にまとめた予測値が前月比0.4%増で、結果はそれを下回った。
前月比では5月が7.6%減、6月が2.7%増、7月が1.1%減。8月は2カ月連続で減少となったが、内閣府の担当者は「3カ月移動平均がプラスだったこともあり基調判断を維持した」と説明した。
製造業は前月比2.2%増の4157億円で2カ月ぶり増加。発注元の業種別では「化学工業」、「自動車・同付属品」、「はん用・生産用機械」などがプラスに寄与した。
非製造業(除く船舶・電力)は同3.8%減の4209億円と、3カ月ぶりに減少した。「金融業・保険業」、「その他非製造業」などが押し下げに影響した。
外需は前月比7.1%減の1兆1113億円で、2カ月ぶりに減少した。
機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。
*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
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