- 2023/10/24 掲載
英サービスPMI、10月速報は49.2に低下 1月以降で最低
景況拡大・悪化の分かれ目となる50を下回るのは3カ月連続。最近の雇用悪化は若干和らいだものの、新規ビジネス指数は昨年11月以来の低水準に落ち込んだ。
販売価格の上昇ペースがやや加速したものの、投入コストの上昇幅は2021年2月以来で最小となった。
全体的にPMIは景気の横ばいを示しており、英中央銀行が11月2日に金利を据え置くとの見方が強まりそうだ。
S&Pグローバルのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「全体的な減少ペースは依然として緩やかにとどまっており、四半期ベースでわずか0.1%のGDP(国内総生産)縮小を示唆している。だが不透明な経済環境の中、先行きへの悲観論が強まっており、向こう数カ月の生産にとって良くない兆候だ」と指摘。「現時点で小幅ではあるが、景気後退の可能性を排除することはできない」と述べた。
製造業のPMIは9月の44.3から45.2に上昇し、3カ月ぶりの高水準となったが、依然として生産の急速な縮小を示している。
製造業の販売価格は16年2月以来の速いペースで下落した。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは48.5から48.6に上昇した。
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