- 2023/10/25 掲載
韓国LGディスプレー、6期連続赤字 第4四半期に黒字転換へ
[ソウル 25日 ロイター] - 韓国のLGディスプレーが25日発表した第3・四半期決算は、プレミアムTVの需要低迷が続き、6四半期連続の赤字となった。ただ、第4・四半期には黒字に転じると見込んだ。
モバイルディスプレーパネルの在庫はここ1年で減少しており、需要回復につながる可能性が高いとした。
決算を受け、同社の株価は上昇している。
キム・ソンヒョン最高財務責任者(CFO)は、年末の季節需要に対応するため、中型・大型の有機EL(OLED)ディスプレーや新型モバイル機器向けのパネル出荷も増加していると説明した。
モバイルディスプレーパネルの受注は、アップルの新製品向けパネルが年末商戦前に生産される下半期に集中する。
LGディスプレーの第3・四半期営業損益は6620億ウォンの赤字。赤字幅は第2・四半期の8810億ウォンから縮小し、前年同期の7590億ウォンを下回った。LSEGがまとめたアナリスト予想6100億ウォンはやや上回った。
第3・四半期の売上高は前年同期比29%減の4兆8000億ウォンだった。
アナリストによると、第3・四半期の損失はプレミアムOLEDテレビ需要が依然低迷していることと、サプライチェーン内の別企業の問題によりアップルへのiPhoneパネルの出荷が遅れたことが原因。その後問題は解消され、iPhoneパネルの出荷は順調で、第4・四半期の黒字転換に寄与する可能性が高いという。
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