- 2023/10/25 掲載
「1ナノ半導体の開発視野」=ラピダス会長、内外情勢調査会で講演
次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)の東哲郎会長は25日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演した。東氏は、現在量産化を目指す回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体に加え、「(さらに高性能な)1ナノの開発を視野に入れている」と明言。世界の企業や研究機関などを巻き込みながら、「今やっているものの先を準備し、持続的に成長する」と意気込んだ。
ラピダスは2022年、東京エレクトロンで社長を務めた東会長と日立製作所の技術者だった小池淳義社長が主導して設立。トヨタ自動車やソニーグループなど8社の出資をあおいだ。24年末ごろの完成を目指して北海道千歳市に工場を建設中で、25年4月に試作ラインを稼働させ、27年に量産を始める計画だ。
【時事通信社】 〔写真説明〕内外情勢調査会で質問を受け、笑顔で答えるラピダスの東哲郎会長=25日午後、東京都港区 〔写真説明〕内外情勢調査会で講演するラピダスの東哲郎会長=25日午後、東京都港区
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