- 2023/10/27 掲載
欧州中銀、利上げ見送り=インフレ鈍化で11会合ぶり
【ロンドン時事】欧州中央銀行(ECB)は26日、金融政策を議論する定例理事会を開き、政策金利の据え置きを決めた。利上げを見送るのは、2022年6月以来11会合ぶり。同年7月以降の利上げ幅は計4.5%に達し、インフレは鈍化傾向にあるほか、中東情勢の影響を見極める必要があるとして、見送りが適当と判断した。
主要政策金利は4.5%を維持。民間銀行がECBに資金を預ける際に適用する中銀預入金利は4.0%と、1999年のユーロ導入以降で最も高い水準に据え置く。
ユーロ圏の消費者物価指数は、22年10月の前年同月比10.6%上昇をピークに、緩やかに鈍化。今年9月は4.3%上昇にとどまった。
【時事通信社】 〔写真説明〕欧州中央銀行(ECB)=独フランクフルト(EPA時事)
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