• 2023/10/27 掲載

ウォール街の名指南役ウィーン氏死去、「びっくり10大予想」が代名詞

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Svea Herbst-Bayliss

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 毎年恒例の「びっくり10大予想」を長年にわたって公表するなど、米ウォール街の投資家に対する名指南役として知られたバイロン・ウィーン氏が90歳で死去した。所属するプライベートエクイティ(PE)会社ブラックストーンが発表した。

1年の初めに出される「びっくり10大予想」は38年間続き、話題は大統領選の行方から中国が市場で果たす役割、株価見通しまでさまざま。世界中でウィーン氏の代名詞と認識される存在になった。ただ同氏はそのほかにも毎月の投資戦略を執筆したり、同僚らと株式投資モデルの構築に従事したりするなど精力的な活動を行ってきた。

「びっくり10大予想」についてウィーン氏は2001年に米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューで「私の妻はできるだけ早く公表をやめてほしいと思っている。世間が感謝祭からクリスマスまでの休暇シーズンを楽しんでいる中で、これらの予想をまとめるために死ぬほど働いて全くのパニックに陥っているからだ」とも明かしている。

ウィーン氏はモルガン・スタンレーでチーフ投資ストラテジストを務めるなど20年間働いた後、ヘッジファンドに移籍。その後すぐに、ほとんどの人が仕事を引退する年齢である76歳でブラックストーンに転じて、同社のプライベート・ウエルス・ソリューションズ・グループの副会長となった。

またウィーン氏は投資だけでなく、人生に関しても「常に読書を心がけよ」「十分な睡眠をとれ」「さまざまな場所へ旅行に行け」といった助言をしている。

今年2月には「引退するな。永遠に働き続ければ、永遠に生きられる」という人生訓が公表された。

ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)とジョン・グレー社長は従業員宛て声明で「バイロンの生涯は多くの面で見事だった。彼は常に新しい関係性を築き上げ、周囲の全員に将来のリスクやチャンスを考えさせた」と称賛した。

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