- 2023/10/27 掲載
大手生保、国内債積み増し=長期金利上昇を想定―23年度下期計画
生命保険大手10社の2023年度下期資産運用計画が27日までに、出そろった。日銀の長短金利操作の運用柔軟化を受け、長期金利の上昇が続いており、各社は利回りが改善する国内債券での運用残高を積み増す方向だ。
生保各社は、契約者からの保険料を原資に金融商品で運用している。10社のうち7社は償還期間20~40年の超長期国債を中心に、国内債券での運用を増やす。日本生命保険の都築彰執行役員は7月の長短金利操作修正後に「ペースを上げて(国債を)買っている」と説明する。日本郵政傘下のかんぽ生命保険などは債券の償還が増えるため、残高の減少を見込む。
【時事通信社】
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