- 2023/10/28 掲載
米ハイテク株ETFに流入相次ぐ=リッパー調査
[27日 ロイター] - リッパーのデータによると、今月25日までの1週間に米ハイテク株の上場投資信託(ETF)のiシェアーズUSテクノロジーETFに6億9400万ドルの純流入があり、流入額は1年超ぶりの大きさとなった。運用規模は112億ドルあり、アップルとマイクロソフトが最大級の運用銘柄となっている。
ストラテガス・セキュリティーズのETF・テクニカル・ストラテジストのトッド・ソーン氏は「投資家は大型ハイテク株へのエクスポージャーを求めている」と指摘した。
アルファベットなどの大型株の決算内容がまちまちだったのが重しとなり、iシェアーズUSテクノロジーETFの価格は1週間で4%弱下落した。
VettaFiの調査責任者、トッド・ローゼンブルース氏は短期的な課題はあるものの、投資家はハイテク株がアウトパフォームすると見込まれている2024年に目を向け始めていると指摘した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチの週間調査によると、25日までの1週間にハイテク株ファンドには20億ドルの資金が流入し、8週間ぶりの大きさとなった。
運用規模が140億ドル程度の米ETF、プロシェアーズ・ウルトラプロQQQには週間で6815万ドルの資金が流入。価格は9.5%下落した。
運用規模が465億ドルのテクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンドには2億570万ドル、90億ドルのヴァンエック半導体ETFには2億8060万ドルのそれぞれ純流入があった。
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