- 2023/10/28 掲載
個人投資家、米大型ハイテク株に押し目買い=バンダリサーチ
[ニューヨーク 27日 ロイター] - 世界的な調査会社バンダリサーチによると、個人投資家はまちまちの決算と国債利回り上昇で圧力を受けている米国の大型ハイテク株やグロース株の押し目を拾っている。
アップルやエヌビディア、マイクロソフトなどの大型ハイテク株は今年、指数上昇に寄与してきたが、これらの勢いはここ最近失速している。
バンダリサーチの最新の週次データによると、大型ハイテク株およびグロース株9銘柄に対する個人投資家の買い越しは全体のフローの31%に達した。今月の大半は30%を下回っていた。ただ今年の最高水準である37%をなお下回っている。
バンダリサーチはノートで「個人投資家には全体のフローに対するこれらの銘柄への買い越しの割合を増やす余地がある。それが実現すればハイテクセクターだけでなく市場全体も支援できる可能性がある」とした。
具体的には決算発表後に売られた大型ハイテク株への買いが強まっているという。テスラ、アルファベット、メタ・プラットフォームズなど決算発表後に下落した銘柄に買いが入り、決算発表後に上昇したマイクロソフトは売られた。
「個人投資家による即座の反応は明らかにチャンスを狙ったものだ。人工知能(AI)で先行するマイクロソフトを売り越し、グーグルとメタに資金を移転させた。同様にテスラも先週、逆張りの買いが入った」とした。
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