- 2023/11/07 掲載
9月実質賃金2.4%減少、18カ月連続マイナス=毎月勤労統計
労働者1人当たり平均の名目賃金を示す現金給与総額は、前年比1.2%増の27万9304円。8月は0.8%増だった。
このうち、所定内給与は前年比1.5%増(8月は同1.3%増)の25万2781円で伸びが拡大。春闘による賃上げの影響が寄与した。
所定外給与は同0.7%増(同0.2%増)の1万8795円。厚労省は、残業代の時給が上昇したためとみている。
ボーナスなど特別に支払われた給与は同6.0%減(同6.3%減)の7728円で、2カ月連続で減少した。
毎月勤労統計で用いられる消費者物価指数は、2020年基準の持ち家の帰属家賃を除くベース。食品などの値上げにより昨年以降、高い水準が続き今年1月には5.1%まで上昇した。その後は伸びは徐々に鈍化し、9月は3.6%上昇(8月は3.7%上昇)だった。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR