- 2023/11/13 掲載
午後3時のドルは151円後半、1年ぶり高値 対ドル以外も円安進行
[東京 13日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からやや円安の151円後半で取引されている。週明け後も低金利の円が売られる地合いに変化はなく、ドルは午後3時過ぎに一時151.80円まで上昇し、1年ぶり高値を更新した。
午前にユーロが162円台と15年ぶり高値へ上昇すると、円売りは次第に対他通貨でも広がった。スイスフランは168円前半と史上最高値目前に、英ポンドも185円半ばと8年ぶり高値に迫った。
クロス円が軒並み高となったことで、ドル/円も介入警戒感の下で底堅い展開が持続。1日で6兆円近い円買い介入が行われた昨年10月21日以来のドル高/円安水準を付けた。
市場では「介入はいつ行われてもおかしくない状況。多くの短期筋がすでにドル売りに回っている」(FX会社)との声が出ていた。「実際に介入が行われた昨年10月高値の151.94円、心理的節目となる152.00円などを上抜けるのは容易ではない。米消費者物価指数(CPI)の上振れなど、明確な手掛かりが必要となるのではないか」(国内金融機関)との指摘もあった。
円が幅広く下落した一方、対円以外のドルはほぼ横ばいで、ユーロは1.06ドル後半の狭いレンジ内でもみあった。アジア市場の米10年債利回りは、4.65%付近で一進一退だった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 151.77/151.78 1.0684/1.0688 162.18/162.19
午前9時現在 151.46/151.47 1.0689/1.0693 161.92/161.93
NY午後5時 151.50/151.53 1.0684/1.0688 161.86/161.90
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