- 2024/03/05 掲載
平均ベア要求1万円超え=14年以降で最高―自動車労組
自動車労組の上部団体に当たる自動車総連が5日発表した2024年春闘の要求集計結果によると、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の平均要求額は前年より2963円高い1万562円だった。定期昇給などを含めた平均要求額も1万4266円と前年より3132円高く、いずれも総連が賃上げ重視の交渉方針を打ち出した14年以降の最高を2年連続で更新した。
ベアを要求したのは、これまでに要求書を提出した976組合のうち962組合。総連は集計結果について「自動車産業全体の魅力向上につながる賃上げにこれまで以上にこだわった結果だ」と評価した。自動車大手の多くで好業績が見込まれる中、各労組は物価高騰から生活を守るため経営側との交渉を続けている。
【時事通信社】
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