• 2024/04/16 掲載

日産、EV生産にギガキャスト27年度導入 銅不要モーターも開発

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
Maki Shiraki

[横浜 16日 ロイター] - 日産自動車は16日、巨大な車体部品をアルミ鋳造で一体成型する「ギガキャスト」技術を2027年度から一部の電気自動車(EV)生産で導入することを明らかにした。高価な銅を使わずアルミを活用した次世代モーターを開発したことも公表した。

同社はこの日、横浜工場で次世代EV向けの生産技術や基幹部品、建設中の全固体電池のパイロット生産ラインを初公開した。

ギガキャストは複数の部品を一体にして鋳物化するためコストを削減でき、米EV専業のテスラ、トヨタ自動車が採用している。日産は車体リア部分の製造を中心にまず導入する予定。部品の点数を減らすことでコストを従来比で10%カットし、部品の重量も銅板からアルミ鋳物に置き換えることなどで20%軽量化する。

銅の価格は2000年以降に5倍以上高騰しており、アルミの3.3倍に及ぶ。価格が安値圏で安定しているアルミを使った次世代モーターは従来よりも製造コストを7割ほど低減できる。アルミの重さは銅よりも7割ほど軽いため、EVの課題である航続距離も長くできる。

全固体電池のパイロット生産ラインは敷地が1万平方メートルで、25年3月から本格稼働させる計画。年間生産能力は最大100メガワット弱、従業員は最大200人規模を想定する。26年度に試作車を公道でテストし、28年度に全固体電池を搭載したEV投入を目指している。

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます