- 2024/04/25 掲載
円安、155円台=東京市場で34年ぶり―鈴木財務相「コメント控える」
東京外国為替市場で25日、円相場が一時1ドル=155円台に下落した。東京市場で155円台を付けたのは1990年6月以来、約34年ぶり。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が大きく後退する中、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが進んだ。午前9時現在は155円26~27銭と前日比36銭の円安・ドル高。
米国では消費者物価指数や小売売上高といった経済指標の強さを受けて、インフレ再燃懸念が台頭。FRBの利下げは9月以降に先送りされるとの見方が広がり、4月以降、円安が加速していた。
鈴木俊一財務相は同日朝、「コメントは控えます」と述べるにとどめた。財務省への登庁時、記者団に話した。
【時事通信社】 〔写真説明〕一時1ドル=155円台を付けた円相場を示すモニター=25日午前、東京都中央区
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