- 2024/12/10 掲載
NY外為市場=ドル上昇、米CPI待ち 中国緩和策への期待で豪・NZドル上昇
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、不安定な取引の中、ドルが小幅上昇した。市場は今週11日の米消費者物価指数(CPI)の発表待ちとなっている。
主要通貨に対するドル指数は0.179%高の106.14。
ペッパーストーンのシニアリサーチストラテジスト、マイケル・ブラウン氏は、来週17─18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)について「11月の(米雇用統計で見られた)失業率の上昇は、来週FOMCでの25ベーシスポイント(bp)の利下げの根拠をさらに強めた」と述べた。
豪ドル/米ドルは0.82%、ニュージーランド(NZ)ドル/米ドルは0.58%、それぞれ上昇した。
中国共産党中央政治局常務委員会は来年、経済成長を支えるためにより積極的な財政政策と併せて「適度に緩和的な」金融政策を導入すると発表した。
豪ドルとNZドルは両国経済が中国に依存していることから、人民元の代理通貨として売られることが多い。
ユーロは対ドルで1.0554ドルに下落。ドル/円は0.77%高の151.235円となった。
ドルは韓国ウォンに対して0.44%高。韓国国会で7日夜に審議された尹錫悦大統領の弾劾訴追案は、与党「国民の力」議員の大半が投票に参加せず、成立しなかった。大統領は弾劾を回避した。
今週は カナダ銀行、スイス国立銀行、オーストラリア準備銀行が会合を開催する予定。カナダ中銀の大幅利下げが予想される中、カナダドルは、4年半ぶりの安値付近で取引された。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは下落し、9万7009ドル。
ドル/円 NY終値 151.19/151.24
始値 150.49
高値 151.34
安値 150.45
ユーロ/ドル NY終値 1.0552/1.0555
始値 1.0568
高値 1.0594
安値 1.0548
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