- 2025/02/12 掲載
米国株式市場=まちまち、FRB議長証言を精査 テスラは下落
パウエル議長は11日、上院銀行委員会で証言し、利下げを急ぐ必要はないと再表明した。経済は「総じて堅調」で失業率は低く、インフレはFRBの目標である2%を依然上回っていると述べた。
市場ではトランプ米大統領が発表する見通しの新たな関税への警戒感も漂った。トランプ氏は10日、鉄鋼・アルミニウム輸入に例外なく25%の関税を課すと発表した。また、米国製品に関税を課す全ての国に対する相互関税を今後2日間で発表するとも述べた。
USバンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「バリュエーションは上昇し、企業の業績見通しは慎重で、インフレは根強く、政府の政策は不透明で、関税表明が続き、世界的な緊張も高まっている」とし、「全体として不確実性が高く、ボラティリティーの上昇を示唆している」と述べた。
飲料大手コカ・コーラは4.7%上昇。2024年第4・四半期の既存店売上高が予想外に増加したほか、利益が市場予想を上回った。
テスラは6.3%下落。同社の最高経営責任者(CEO)で実業家のイーロン・マスク氏率いる投資家連合は10日、米オープンAIを統括する非営利組織を974億ドルで買収することを提案したと明らかにした。
アップルは2.2%高。中国電子商取引(EC)大手アリババ・グループと提携し、中国向けiPhoneの人工知能(AI)機能開発と展開を計画していると伝わった。
S&P総合500種の業種別では、主要消費財やエネルギー主導で8セクターが上昇。一方、一般消費財は1.2%下落した。
石油精製のフィリップス66は4.7%高。アクティビスト(物言う株主)のエリオット・インベストメント・マネジメントが25億ドル超の株式保有を明らかにした。
デュポンは7%近く上昇。25年の利益見通し引き上げを好感した。
S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.1対1の比率で上回った。米株市場全体では1.3対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は154億株。直近20営業日の平均は149億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44593.65 +123 +0. 44401 4464 44319
.24 28 .38 0.60 .51
前営業日終値 44470.41
ナスダック総合 19643.86 -70. -0. 19602 1973 19579
41 36 .11 1.93 .77
前営業日終値 19714.27
S&P総合500種 6068.50 +2.0 +0. 6049. 6076 6042.
6 03 32 .28 34
前営業日終値 6066.44
ダウ輸送株20種 16376.53 +63. +0.
78 39
ダウ公共株15種 1011.14 +8.2 +0.
6 82
フィラデルフィア半導体 5079.97 -2.7 -0.
0 05
VIX指数 16.02 +0.2 +1.
1 33
S&P一般消費財 1829.57 -22. -1.
74 23
S&P素材 561.74 +3.0 +0.
0 54
S&P工業 1172.85 +0.2 +0.
7 02
S&P主要消費財 898.22 +8.0 +0.
9 91
S&P金融 856.60 +2.2 +0.
5 26
S&P不動産 265.62 +1.4 +0.
7 56
S&Pエネルギー 694.35 +5.2 +0.
2 76
S&Pヘルスケア 1700.75 -3.7 -0.
4 22
S&P通信サービス 366.05 -0.4 -0.
9 13
S&P情報技術 4585.41 +8.3 +0.
8 18
S&P公益事業 403.10 +1.9 +0.
8 49
NYSE出来高 9.89億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 3910 + 大阪比
0 340
シカゴ日経先物3月限 円建て 3907 + 大阪比
0 310
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